「手の表情」が美しい人って、素敵……
そんな美しい指先を手に入れるには、まず甘皮のケアから。
爪の「甘皮」とは?手指のどこにある?
必要以上に甘皮が伸びてしまうと、爪の水分や油分が奪われ、爪の乾燥を招いたり、ささくれなどの原因になる事もあるのだそう。
甘皮には「キューティクル」と「ルースキューティクル」の2種類がある
爪の一番根元にあるのが「キューティクル」。爪の中に雑菌などが入り込むのを防ぐ、大事な役割を負った存在です。
爪の根元にある「甘皮(キューティクル)」は、この「ルースキューティクル」と一緒につながって爪にはりついています。
放置すると固いささくれにも……
また、爪の周りにまとわりついているので、白っぽいごみがついているように見えることもあり見栄えがよくありません。爪の形もぼやけて見え、そのままネイルを塗っても本来のきれいなツヤが出ません。
健やかで美しい爪を作るためには甘皮のお手入れが必要
自分でも簡単にできる「甘皮処理」について、改めて知ってみませんか?
1~2週間に1度の頻度で行うのがおすすめ
【おすすめ道具】これだけあればOK!基本の甘皮処理「セルフネイルケアセット」
【おすすめ道具】ネイルサロンのようなケアが叶う♪人気の「電動ネイルマシン」
こちらはなんと、電動のネイルマシーン。角質除去、形作り、表面磨きなど専門的でエステサロンのようなケアをおうちでできるのが魅力です。乾電池式コードレスタイプなので携帯にも便利。軽くてコンパクトなため、旅先でのケアにもOK。5種類のアタッチメントが収納ボックスに入っています。
【おすすめ道具】毎日お手入れしたい方に◎気軽に使える「電動ネイルケアキット」
フットケア専門ブランド、ドクター・ショールの電動ネイルケアキットです。足だけでなく、もちろん手の爪もOK。爪の形を作る、表面を整える、表面を磨く、の3ステップがこれ1本で完了します。また、ネイルケアオイルもセットになっていて、毎日の甘皮ケアにも使えます。
爪の甘皮は適切な処理方法で。やさしく簡単に取る方法・やり方
1.キューティクルリムーバーを塗り、甘皮をお湯で柔らかくする
①「キューティクルリムーバー」を甘皮に塗る
※キューティクルリムーバー:硬くなった甘皮を柔らかくし、除去しやすい状態に整えてくれます。
②お風呂の温度くらいのお湯をボウルに入れ、指先を10分ほどつけて甘皮を柔らかくします。
【おすすめグッズ】ルースキューティクルも落とせるキューティクルリムーバー
こちらは、貝印「KOBAKO(コバコ)」のキューティクルリムーバーです。持ち運びにも便利な手のひらサイズで、使いやすいスポイトタイプ。ルースキューティクルも落とせて、使い続けていくと乾燥して取れにくい甘皮もだんだん柔らかくなります。
2.プッシャーで甘皮を押し上げる
痛くなるほど強く押すのは避け、カーヴにそってやさしく丁寧に行いましょう。
【おすすめグッズ】爪を保護するオイル入りプッシャーペン
こちらはペンタイプのプッシャーです。斜めにカットされたペン先を部分別に使うのがコツ。先端の尖った部分で優しく甘皮を押し上げていき、面のなめらかな部分で薄皮を優しく取り除きましょう。美容成分配合のラベンダーオイルが染み出るようになっていて、保湿効果も期待できます。
3.ルースキューティクルをガーゼなどで除去する
ガーゼがなければ、コットンや綿棒などを使ってもOKです。
【おすすめグッズ】うるおう植物オイルが浸透した綿棒
乾燥が気になるときには、より爪が潤うアイテムを選ぶのもポイントです。こちらは、トリートメント成分が配合されたコットン綿棒。コメヌカ油やアボカド油、オレンジ油など、7種類の100%植物オイルを配合。使い切りタイプなので手軽にケアできるでしょう。
4.キューティクルニッパーやキューティクルカッターで甘皮や小爪を切る
根元の甘皮については1ミリほど残し、甘皮の下に入り込んで残っているルースキューティクルのみを取り除きます。
【おすすめ道具】キューティクルニッパー&プッシャー
貝印のこちらの甘皮ニッパーは、女性の手でも握りやすいサイズで、かたい角質も楽にカットできる設計です。キャップがついているので、安全に保管できます。
【おすすめ道具】ニッパーなしでケアできる便利なハサミ
ニッパーを使うのがちょっと難しいと感じる方には、ハサミがおすすめです。甘皮処理だけでなく、眉毛用ハサミと兼用のものも多いので使い勝手の良いアイテムを探してみましょう。こちらは、細かい作業がしやすいように刃渡りを短くしています。高級ステンレス鋼製で丁寧に職人によって調整されたハサミです。
5.オイルやクリームを塗って乾燥防止
甘皮を柔らかくするために最初に使った「キューティクルリムーバー」には保湿作用がなく、放置すると乾燥や手荒れの原因になってしまうので、手についたら洗い流してから、しっかりと保湿を。
甘皮処理の詳しい手順を動画でおさらい!
お家にあるものでできる簡単甘皮ケア
プッシャーやニッパーなどの専門の道具がなくても、ハンドクリームと綿棒、使い捨ておしぼりを使って簡単な甘皮処理もできます。
①キューティクルリームーバーの代わりに、ハンドクリームを甘皮の周りに塗る
②40度くらいのお湯に指を浸して甘皮を柔らかくする
③綿棒で甘皮を押し上げる
④使い捨ておしぼりで優しくふき取る
⑤ハンドクリームで保湿する
100均アイテムを使った甘皮セルフケア
「痛い」と感じるほどのケアは炎症の原因に…爪のお悩みへの対処法
「甘皮がない」!?爪の甘皮を再生させるには?薬はある?
「痛い」くらい行き過ぎたケアをすると、炎症の原因になる事も。
手荒れ・主婦湿疹によって甘皮を失い、なかなか再生しない方は、洗剤にふれないようにして手袋の着用を。ゴム手袋にもかぶれるなら「ポリエステル手袋」の上から使用しましょう。
皮膚科医がよくおすすめするという自己対処法は「ウェットラップ法」。
水で濡れた状態の手にワセリンを塗り、塗り終えてから水分をふきとる、というものです。
「見た目が汚い…」爪が黄色・緑に変色しボロボロに。これは病気?
オフせず放置してしまったジェルネイルなどにより、爪が常に湿った環境にある事が原因だと言われています。思い当たる方は、すぐにネイルをオフし、爪を乾燥させて皮膚科に相談を。
「甘皮が多い・長い・剥がれる」場合、剥いでOK?どこまでやっていい?
長いささくれ等はつい指で剥(む)いてしまいたくなりますが、無理をすると出血し、雑菌が入って腫れてしまう事も。アルコール消毒したニッパーで傷をつけずに取り除き、保湿を。
「爪の根元に黒ずみが…」 もう何もしないほうがいい?
爪の健康に必要な甘皮を残さなかったために炎症になり、黒ずみに加えて指先の腫れや痛みが起きる事もあります。オイル等で保湿して甘皮の回復を待ちましょう。
「爪が割れる」原因とは?
「爪の根元の甘皮がめくれる」のはなぜ?
ハンドクリームやキューティクルオイルでの保湿ケアを。
ペディキュアの前にも…足の爪の「甘皮ケア」の仕方
小指の甘皮のお手入れ前に気をつけたい事
「足に負担のかかる靴」や「足の外側に重心を置く歩き方」が原因で、小指の爪に負担がかかってしまう事があるのだそう。無理のない靴を選び、正しい歩き方を心がけて。
お風呂上り等にプッシャーで優しく押し上げ、仕上げに保湿ケアを施しておきましょう。
健やかな美しい爪を目指して
つややかに輝く健やかな爪を手に入れて、心が満たされるような日々をお過ごし下さいね。
こちらは、「貝印株式会社」から生まれたビューティーツールブランド「KOBAKO(コバコ)」のネイルケアセットです。
これひとつで基本的なケアができるスターターキットです。甘皮処理に便利なニッパーやキューティクルプッシャーだけでなく、ステンレスのネイルファイル、キューティクルリムーバーも入っています。収納ケース付きで、ケースの蓋はフィンガーボールにもなります。